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第3回 シンボルツリーを楽しむ

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落葉のヤマボウシの周りは掃除のしやすいタイル土間
最近では「手入れが大変!」とお庭の土の部分を減らす方も多いですね。
土の面積を減らしても、頭の中に残していただきたいのが
シンボルツリーの存在です。

お庭のシンボルツリーには落葉樹がおすすめです。
春には綺麗な花を咲かせ、夏には葉が繁って心地よい木蔭が日射しを和らげます。
秋には紅葉や実を楽しみ、冬には葉が落ちることで室内に日光を入れてくれます。

落葉樹は年間を通して花や実、更に落葉などを楽しむことができ、四季の変化を感じられるのが大きな魅力です。

忘れないで!下草

ちょっとしたスペースにも下草を。
日常生活に密着し、四季の変化を感じさせる「シンボルツリー」。

しかし、シンボルツリーをポンッと植えただけでは何とも寂しい…
そこで忘れてはいけないのは下草の存在です。

下草は高木の根本に植える、背の低い木や草のことです。
下草があることでシンボルツリーが引き立ち、常緑の下草ならば、シンボルツリーが落葉した冬でもお庭を明るくしてくれます。

見た目の効果だけでなく、乾燥に弱い木の根本に下草があることで乾燥を防いだり、虫が嫌がる性質の草を植えることで虫害を緩和させたりと、ちゃんとした役割も持っています。

これからお庭を計画する方も、既にお庭にシンボルツリーがある方も、下草に目を向けたお庭づくりを考えてみてはいかがでしょうか?

おすすめ下草

サルココッカ
ツゲ科の常緑低木。丈夫な性質で日陰でも育ちます。
常緑なので、シンボルツリーが落葉した冬でもお庭に緑を残してくれる頼もしい存在です。春には小さい白い花、秋~冬には黒い実をつけます。
フウチソウ
イネ科の多年草。和洋を問わず人気のある下草です。
風に葉が揺れる姿が涼しげです。多年草ですが、冬には葉が枯れて根のみになるので注意が必要です(暖かくなれば再び葉をつけます)
サルココッカ
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第2回 パッシブのすすめ

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体感温度
雑草の手間を減らすために砂利やコンクリートでお庭を固めてしまいたい!
そんなお忙しいお客様のご要望が時々聞かれます。
確かに雑草抜きは大変な作業、できればやらなくて済むようなお庭にしておきたいですよね。

ただお庭一面を固めてしまう前に考えてほしいのは、
人の体感気温は周囲の温度に比例すると言うこと。
こんな数式があります。

体感気温の目安=(気温+周囲の表面温度)÷2

真夏のコンクリートなどは50~60度と言われていますので、たとえ気温が25度でも、まともに反射を受けると体感温度は37度以上に感じてしまうということになります。

気温は同じ25℃のリビングでも窓の外が緑や、日除けの対策があるお庭と、砂利やタイルで固めたお庭で室内での暑さの体感はぐっと変わります。

最近ではグリーンカーテンなど親しまれるようになってきましたが、植栽をうまく使って地面に木陰を作ったり、
テラス屋根への日除けの取付やシェード、地面も保水ブロックなどを使用することにより温度上昇を抑えることもできます。

このように、自然の力を利用して快適な暮らしを実現することを「パッシブデザイン」といいます。

植物は手入れや水やりなど倦厭されがちなところもありますが、うまく使って夏場の気温を下げたり花や実りを楽しんだりをメリットも沢山あります。
庭と家を両方一緒に考えることにより、より家の中でも快適に過ごすこともできます。

マイナスの部分を見て0にするお庭づくりではなく、
マイナスのお庭を思い切り楽しめるようなプラスのお庭づくりを考えてはいかがでしょうか?

パッシブをすすめるためのポイント

ジューンベリー
花と実を楽しめます。落葉なので夏場の暑いときだけ木陰になってくれます。
つる性植物
グリーンカーテン
植物は水分を蒸発することにより気温を下げる働きがあります。特にグリーンカーテンは打ち水をした簾と同じ効果が得られます。
リビオ[ai]保水
(ユニソン)
保水平板。雨水を吸収して気化熱で温度の上昇を抑えます。
シェード
最近ではホームセンターでも手軽に手に入れられます。柱を立てて引っかけるだけでも日陰をつくれますが、パーゴラなどと組み合わせることにより、より心地よい空間の演出ができます。
ジューンベリー
花が終わり、実をつけているジューンベリー。実は食用で、ジャムなどにも利用されます。
シェード
柱に掛けるタイプのシェード。取り外しも簡単でお手入れもしっかりできます。

第1回 ベランダで贅沢な時間を

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ベランダ
多くの場合、ベランダが位置するのは、寝室や子供部屋から続く日当たりの良い場所だと思います。
しかし、洗濯物を干すかベランダガーデニングとしてプランター置き場になっていることがほとんどではないでしょうか?

そんな‘贅沢な場所’はもしかすると、日々の生活の中で‘贅沢で素敵な時間’を過ごす為のとっておきの場所になるかもしれません。

例えば、落ち着いたプライベートなお庭が欲しいと思っている方も、土地が狭く駐車場だけで精一杯…という場合もベランダガーデンで休日の朝食やお友達とのティータイムを楽しんだり、愛犬と一緒にのんびりくつろいだり、ぼーっと時間をすごしてみたり…

1つの部屋のようなそれでいて部屋の延長にあるベランダで
心の贅沢を味わってみてはいかがでしょう。

ベランダ緑化を楽しむためのポイント

南向きの場合
ベランダの中では日当たりが確保されやすいのですが、夏場は建物側の多くの部分には日が届きません。
東向きの場合
午前中よく日があたり、夕方の西日は当たらないのが特徴。
乾燥しやすいベランダ環境にとって、比較的植物の夏越ししやすい場所。
(一方、半日しか日が当たらないことが多い為、日光が大好きな草花類は徒長しやすくなります。)
西向きの場合
東向きのベランダとは逆に、西日が入り、夜温がなかなか下がらない為、夏越しには不向きな場所です。
また、ベランダの向きで最も乾燥しやすい場所となりますので、水切れにも注意が必要です。
(場所によっては、冬の北西季節風も吹き込んでくるので、寒さに弱い植物にとっても厳しい条件となります。)
北向きの場合
直射日光があまり当たりませんし、冬は北風にさらされるので、植物を育て るには良い環境ではありません。

おすすめの植物

■花木としておすすめはバラ、病害虫に強いハイブリットティー。
 丈夫で生命力旺盛ですし、ある程度の背丈があるので、ベランダでも日光を取り込みやすいのです。

■日陰のベランダにおすすめは、葉物のヒューケラ・多肉・ゼラニウム・オリヅルラン

■夏の暑い時期におすすめは、ハーブ( レモンバーム・バジル・ミント・ローズマリーなど )
 見た目も楽しめ、ちょこっとしたお料理にも… 初夏~冬前まで長い間楽しめるペチュニア。
 沢山咲いたお花を花瓶にいけて、室内で楽しむ事もできます。

楽しむポイント

マンションなどのベランダ環境は、日が当たりにくく、乾燥しやすくなっております。
各ご家庭に合った植物選びが大切となります。
植物を置く為の棚や机、小物をDIY で増やしていく作業もベランダガーデンをより楽しめるポイントです。

注意: 落下の危険がある場所には、配置しないように注意ください。
落ちたり飛んでいかないようにしっかり固定するなどの工夫をすることで唯一無二のガーデンライフをお楽しみください。

 『 庭は、造り手の個性を自由に表現できる貴重な空間 』
 - ガーデンアイデア1000 (グラフィック社)前文より -